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応援団の甲子園置き土産
中京大中京は、甲子園夏7回、春4回制覇。
この輝かしい歴史の中、特筆はまず戦前夏3連覇、次に昭和41年春夏連覇。
3連覇時代は応援部はなく、春夏連覇時は最後の中京商業応援部です。
この中京商時代の応援部の校名エールは、
県内では「フレーフレーCHUSHO!」
県外、甲子園では「フレーフレーCHUKYO!」と使い分けしました。
そして、春夏連覇時の応援部が甲子園に今も続く一つの伝統を創りました。
それは開会式、閉会式で選手の行進の際の音楽に合わせ、
スタンドの観客から送られる手拍子です。
この手拍子ですが、昭和40年まではなく、
開会式では選手入場の際、校名がアナウンスされる際に普通の拍手、
閉会式では行進する選手達が目の前を通過する際に拍手、という具合でした。
甲子園で初めて手拍子が起こったのは昭和41年春閉会式、
優勝の中京応援部の指揮でまずは一塁側アルプス、そしてその輪は球場全体です。
そして2度目に起こったのは同じく41年、夏の閉会式でした。
この手拍子は昭和42年の開会式からはスタンドから自然に起こるようになり、
現在では高校野球甲子園大会を彩る一つの風景にもなっていて、
甲子園だけでなく、各県大会の開会式、閉会式の盛り上げにもお役に立っているようです。
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